結果だけでなく過程も見てください

日々の奮闘を綴る日記です。

Nintendo Switchにカスタムファームウェア(CFW)を入れて、PCにセーブデータを保存・改造する

Nintendo Switch(以下Switch)は、microSDカードにより容量拡張ができますがセーブデータは必ず本体側に保存されます。これを外部に逃がすにはカスタムファームウェア(以下CFW)の導入が必須です。また通常のファームウェアのことはOFWと呼びます。

※※注意事項(必ずお読みください)※※

CFWを導入した状態でニンテンドーeShop等のオンラインサービス、オンラインゲームのプレイ、
任天堂のサービスにアクセスすると一発でBANされ、二度と利用できなくなります。あくまでオフラインで、
完全に一人で完結する行為としてご認識ください。またSwitch自体がブリック (いわゆる文鎮化)する可能性が
あり、非常に危険な行為であることを認識してください。
この記事から得られた情報をあなたが利用することによって生ずるいかなる損害に対しても一切責任を負いません。



事前に自分の持っているSwitchが改造対策機かどうかを知る

Switch本体下部に書かれている製造番号から、対策機か、未対策機か、どちらかわからないか、の3種類がわかる。
対策機の場合はどう頑張っても無理だそうなのであきらめること。以下製造番号を入れると上記3種類のいずれかがわかるサイト。
Home - Is My Switch Patched?


事前にやっておくほうがよいこと

今回はSYS NAND(本体上のフラッシュメモリ)ではなく、Emu NAND(SDカード上のフラッシュメモリ)にCFWをインストールします。SYS NANDからコピーして作るので以下のことを実施しておくと良いでしょう。

  • セーブデータお預かりサービスを利用している場合はセーブデータをバックアップしておく
  • セーブデータお預かりサービスが自動に設定されている場合は、手動に切り替える
  • ネットワーク設定をすべて削除する
  • 機内モードをONにする
  • パッチなどのデータ保存先をSDカードにしている場合は、本体側に設定する
  • みまもり設定などを切っておく


必要なもの


スイッチ用 RCMジグ RCMツール ショートコネクタ RCMクリップ

Switchのセーフモード(以下RCMモード)に入るために必須。(クリップ等でもできるらしいが自分には無理なので必須とさせていただいた。以下RCMジグと表記する)
Amazon.co.jp: スイッチ用 RCMジグ RCMツール ショートコネクタ RCMクリップ 収納ケース付き (レッド): ゲーム



USB Type-Cケーブル

Switchにパケット(実際にはヘッダフッタを除いたデータを扱うため、以下ペイロードと表記)を送り付けるために必要。
www.amazon.co.jp



microUSBリーダー

PCでmicroSDカードを読むために必要。



PC

Switchにパケットを送り付けるために必要。自分はWindows 10マシンだったが、MacLinuxでもたぶんいける。



CFWのオールインワンパッケージをSDカードの直下にコピーする

CFWはいくつものソフトウェアを組み合わせて準備する必要があったが、とりあえずこれだけいれておけば大丈夫、といったまとまったパッケージが用意されている。KOSMOSという名前だが、現在開発は終了してしまっている。しかしその後継としてDeepSeaというまんま中身KOSMOSというものがあるので、今回はこれを利用する。以下から最新版をダウンロードし、SDカード直下にコピーする。
github.com



ペイロードを送るためのソフトウェアを準備する

TegraRcmGUIをダウンロードしておく。
msi形式でインストールし、初回起動でドライバも一緒にインストールされるか聞かれるためインストールしておく。
github.com

Emu NAND(SDカード上にCFWを入れる)ための準備

SDカードのフォーマットのため、TegraExplorerを準備する。
TegraExplorer.binがペイロードとなります。起動するときはTegraRcmGUIでこのペイロードをSwitchに送ることになります。
github.com



RCMモードに入る

USB-Type Cケーブルは挿しておく。
RCMシグを付けた状態で、Switchの電源ボタンと音量+ボタンを同時に1~2秒押す。
PC上のデバイスマネージャーで認識されていれば成功。
ニンテンドースイッチ 改造ガイド



SDカードのフォーマット

TegraRcmGUIを起動し、ペイロードにTegraExplorer.binを選択、「Inject payload」ボタンを押すとSwitch上でSDカードのフォーマットプログラムが起動するので、以下の操作を行う。

  1. 「Create emuMMC」を選択する。
  2. 「SD Partition」を選択する。
  3. 自動的にパーティションを見つけてくれるので、それを選ぶ。
  4. 10~15分かかるので終わるまで待つ
  5. 「Change emuMMC」を選ぶ
  6. 「SD RAW1」を選ぶ
  7. Switchの電源を一度切る。



hekateの起動

hekateは簡単に言えばブートローダーで、まずこいつを起動して、その上でCFWを起動したりする。
そのため今回はこいつを起動する。TegraRcmGUIを起動し、DeepSeaに含まれる「hekate_ctcaer_5.3.3.bin」(バージョンはその都度異なる)をペイロードに指定して起動して、以下を実施します。

  1. 「Launch」を選択する
  2. 「CFW(EMUMMC)」を選択する

CFWが起動するはずです。ここから先は絶対機内モードを解除しないでください。



Checkpointの導入

Switchのソフトからセーブデータを抜き出したり戻りしたりできるソフトウェア
yyoossk.blogspot.com

以下からCheckpoint.nroをダウンロードして、SDカードのswitchフォルダの直下に配置する。github.com



Checkpointでセーブデータをバックアップする

CFW上の「アルバム」がCFW上の各種ソフトウェアを起動するランチャーになっている。
「アルバム」→「Checkpoint」と進み、起動する。目的のゲームを選択肢セーブデータをバックアップする。



PC上でセーブデータを改造する

SDカードにバックアップされたセーブデータをPC上で改造します。
自分はゼノブレイド2のデータを改造したかったので、ここからさらに.NET Frameworkをいれて、自力コンパイルをする必要がありました。

ゼノブレイド2のセーブデータを改造したければ以下のサイトを参考にしてください。
gbatemp.net

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