こんな会話が聞こえてきました。
「このゲームはもっとファンタジー色を強く出すべきだ。
そうすればおもしろくなるのに」
「この映画は世界観がいいからおもしろいんだよね」
僕はこういう会話なんか間違ってるなーというか論点がズレてる気がします。
世界観というもの自体に好きも嫌いもないと思うんです。
世界観というものはそこにあるモノ、前提となっている単なる土台であり、
その上で動くモノによってはすべては決まると思います。
特定の世界観が好き、というのは過去にその世界観の作品が
とても面白かったおかげで、その印象が強く残っているんだと思います。
だからおもしろいものを作れる人はどんな世界観でもおもしろく作れるし
逆にどんな世界観でもおもしろい作品が作れない人もいます。
クリエイターはその世界で何を表現したいかをよく考えること。
そうすればどんな世界観でも素晴らしければ受け入れてもらえると思います。
逆に消費者も、前提となるモノで食わず嫌いをしないこと。
ただし宗教上の問題とかそういうタブーなものは気をつけないと
いけないと思いますが。
僕もいいもの作っていきたいです。